本当の目的は違っていた。
6月24日、仕事の先輩方と陶器工房を見学に行った。
その帰り、レディース方のリクエストにこたえてずっと
行きたかった食事会を計画。
静岡県焼津市にある「三福旅館」
旅館なんだけど、何回か今まで食事に行ってるけど、宿泊客初めて見たよ。
焼津港のすぐ側にあるため、新鮮な魚介類が豊富です。
数年前に連れて行ってもらって以来、ここの
虜なの
料理一筋の旦那さんと気さくで気持ちの大きいおかみさん。
どっから見ても家族経営の旅館といった雰囲気で あたしは大好き。
おかみさんが母を気に入ってくれて、それ以来とてもあたたかく迎え
いれてくれます。
あらかじめ、予約をしておけば旬の魚介類を扱ってくれます。
おなかペコペコの私たちは楽しみに、楽しみに行きました。
ここは「ワハハ本舗」が合宿をする旅館なのです。
マチャミも柴田もここの常連です。
到着し、ワハハが来るとマチャミさんと柴田さんが泊まられる部屋を
貸してくれました。
実はね、一応仕事仲間なんだけど怖く、緊張する先輩なのであたし、ピリピリでした。
そんな立場をわかってか、おかみはニコッと笑って
「いい部屋にしておいたよ。ゆっくりしてね」と言ってくれた。
おかみぃ!感謝だ
!!おかげで街道沿いの車の音以外は何もなく、落ち着けて話も出来たし
先輩方からも絶賛!!
何より、嬉しい。おかみの心づかいが心に染みました。
そして楽しみにしておいたお料理。
前菜から。
つぼの浸し煮とウナギのきぬた巻き
アイナメとジュンサイのお吸い物

お魚のお吸い物も生臭さが気になりかと思いきや!
全然、なし!
臭み消しにはよく生姜やネギなどを使うけどその味もしなかった。
何で臭みを消してるのだろう?と悩んでしまうほど。
お吸い物の味も薄味で良かった。
お吸い物にはよく入る、ジュンサイ。 これもツルッと入ってしまい
ノド越しさわやかです。
コウダイとマグロのお刺身
織部の器の下には氷が・・・ちょうど良いお刺身の冷たさが
美味しさを引き立たせます。
トロなどの脂の多い刺身は苦手なはずなのに脂っぽさを
感じないのはなぜだろう?
豚のトロ〜リ角煮
これがまた絶品

!甘めの煮汁に大きい角煮がゴロン!!
お肉は口の中で噛まなくても飲み込めてしまうほどやわらかいです。
脂はやはり苦手、でも口に入れたらとろけちゃった
アマダイのから揚げ
コレ、全部頭からイケるんでない?と思いましたが、おかみに
「タイを甘く見ちゃいけません!!」
と言われてしまった!
丸ごとイケそうなんだけどやっぱり鯛でした。
でも、身は名前の通りあまみがあるんです。
魚の丸揚げの一番好きなところは
しっぽです。
尾ひれは体の汚れがたまる部分だから《キチャナイよ》って聞いた頃あるけど
あのカリカリ感がうまい

んだよなぁ。
あ・わ・び・の・お・ど・り・ぐ・い
これを出してくれるとは思わなかった!おかみさん

ここのお店で最初に食べたのがこの「あわび」でした。
着火する前から網のうえでグルングルン回ってました。

『おいおい、そんなに動いて殻から外れちゃわないかい?』ってくらい。
着火

されるとほんの1.2分であわびエキスたっぷりの肉汁が・・・。
わぁ!アワビのうまみジュースがあふれとるぅ!と彦麻呂みたいなコメントしそうだったよ。
そのままお皿へ・・・そしてナイフ・フォークで食べちゃいました!
全然硬くなくて噛んでいるうちにあっという間になくなってしまう。
『も、もう少し かませておくれよ』ってくらいです。
肝も食べられました!
真緑の肝を見て、おかみが
「海草をいっぱい食べてるんですよ。これを私たちが食べると
お肌にもイイんですよねぇ

。
あら?まだそんな心配要らない方たちでしたよね、失礼しました」
といなくなった後に先輩オネエサマがひと言。
ガケっぷちだよね、あたしたち
確かにガケっぷちだけどまだ
あたしは大丈夫だよなと1人で助かろうとしていたあたし。
お食事のおそば
だいたいごはん・おそば・うどんのどれかなんだけど ご飯もただの普通の
ご飯じゃありません。
季節に合わせて温・冷のお茶漬けだったりもします。
今回はひんやりおそば。
薬味なしでもあっという間に食べてしまいました。
この後、カボチャ風味の茶碗蒸し風、ひんやりデザートも出ましたが
最後とあって気が抜けてしまって撮り忘れてました。
それにしても有意義な時間でした。久しぶりにのんびり食事をした!という
時間。これが大切なんだよなぁ。
帰り際に時計を見たら
5時間経ってたまぁ、たまにはよろしいな。